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百笑一気 ~笑顔が好きだから~

早期退職して長野県で晴耕雨読の生活をしています。第二の故郷は中国上海です

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雑感 Vol.81 ~親の顔が見てぇ~

数日前の朝、畑でパセリの収穫をしていたところ、学校へ向かう女の子が「お疲れさまでーす」と元気に声をかけてくれました。小学校3年生くらいの小さな子でしたが気をつけてねーと応えると「行ってきまーす」とさらに元気な返事が返ってきました。言葉って不思議ですね。この短いやり取りでこの日はなんとも幸せな気分でした。

それにしても「畑で働いている人にはお疲れ様ですと言いなさい」なんて躾はしないと思うので、この子のご両親は働いている人にねぎらいの声をかけたり、優しい人なんだと思いました。どなたか忘れてしまいましたが最近のブログで子供は親が自分に言うことより親が自分以外の人に言っていることを良く聞いていると書かれていましたが、その通りだと思います。この子のご両親はどんな人なのか、逆の意味で「親の顔が見てぇ」です。

話が変わり、少々前のことですが昼のワイドショーである子供食堂を紹介していました。この子供食堂を立ち上げた方は、離婚して子供の面倒を見ることができなかったので罪滅ぼしに子供食堂を始めたとのこと。昼はトラック運転手、夜は介護施設で働いて自費で子供食堂を運営しているそうです。何とも感動してしまう良い話なのですが、その後私は非常に不快な気分になってしまいました。

夕食を待つ子供たちの映像に数人の中学生の女の子が映りました。スマホを懸命に操作している顔には薄化粧。ボランティアで手伝いに来ている女子大生の手伝いもせずカメラを睨むような目つき。この子の親は中学生なのにスマホを買い与え、毎月の通信料を払い化粧品も買うお金はあるのに食事は他人に頼っているの???

子供に食事を与えるのは親としての義務だと思うし、愛情を込めた食事は最大の教育だと思うのですが、放棄しているってことですね。おそらくこの子たちの親は子供食堂を運営している方への感謝の気持ちもなくただラッキーと思って甘えているだけだと思います。こちらは本来の「親の顔が見てぇ」です。

うるさいオヤジっぽい内容になってしまいましたが、今日も母親が子供を置き去りにして遊びに行っているうちに子供が餓死してしまったニュースが流れていました。やっぱり親は自分は食べなくても子供には食べさせる気持ちがあって欲しいものです。

 

百姓日記 Vol.64 ~キュウリ~

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今日は地元の友人と午後スルーでゴルフの予定でしたが雨で来週に延期となりました。土曜日に続き2回連続雨でプレーできず、これは残念ながら史上初の出来事です。まあ梅雨の時期なので仕方ないですね。

雨の日はハウスの中の野菜の手入れをしますが、キュウリが沢山収穫できるようになりました。昨年までは苗を買ってただ植えるだけ、手をかけないので良いものが作れまでんでした。棚を作るのが遅れて苗が大きくなりすぎると棚を作っても上に巻き付いて伸びてくれなくなり地ベタを這いまわってしまったこともありました。またキュウリは良く曲がってくれ、収穫したものを並べると視力検査ができるような状態でした。

近所の農業の先生に聞くとキュウリは水が大事、毎日2リットルくらい水をやった方が良いと教えてくれ今年はハウスの中に植えて毎日水をやるようにしました。やはりいつもと違って真っすぐのキュウリが収穫できました。当然曲がったのもありますが沢山実が付いて食べきれないので曲がったものは小さいうちに落とし良いものだけを収穫しています。

嬉しいことに食べきれないくらい収穫できているので久しぶりに夜は味噌つけてそのまま食べようかと思います。学生時代に養老の滝でよく注文した「もろきゅう」を思い出しますが、確か当時200円くらいで一番安くて学生に優しいおつまみでした。でも良く考えると200円でも高いですね。

 

 

 

百姓日記 Vol.63 ~ブロッコリー初出荷~

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今日はブロッコリーの初出荷をしました。ヨトウムシの襲撃で一時は出荷できるかヒヤヒヤしましたが、良く効く農薬のおかげでブロッコリーの中に入る前に撃退できたので品質もまずまずです。

 

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初回出荷はどうしても大きさがばらつくので発泡スチロールの箱に9個、12個、15個入りの3種類の箱ができました。当然買うなら大きいものの方が良いと思うのですがこの中で一番高く出荷できるのが一番サイズの小さい15個入りの箱です。数が多いというわけではなく1個当たりの値段にして12個入りより10円、9個入りより20円ほど高く15個入りは1個130円くらいです。味は変わらないので大きい方がお得なんですけど、あまり大きいと美味しく見えないのでしょうか。

さてこの状態で集荷所へ持って行くとすぐに氷詰めにされます。

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この状態で市場へ運ばれ店頭に並ぶわけですが、こんなことをする野菜はブロッコリーだけで、それだけ鮮度が落ちるのが早いということです。収穫してから市場へ輸送してセリにかけられまた輸送して店頭に並びそれから食卓にあがるので最低3日はかかります。冬場はブロッコリーを買って食べることもありますが、やはり朝採ってすぐ茹でたものは香りの強さと野菜の甘みが違います。

それにしても出荷の価格が130円、スーパーでは198円で売られていることが多いですが、輸入品のブロッコリーは100円程度。おそらく空輸していて輸送費もかかるのによく100円で売って採算がとれるなと不思議に思います。

私のような零細農家は種を撒くのも苗を植えるのも収穫するのも全て手作業。やはり日本の農業はコスト高ですね。

ゴルフ Vol.19 ~インパクトゾーンの練習~

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今日はサラリーマン時代の同僚が誘ってくれ松本浅間カントリーでプレー予定だったのですが全国的に大雨で被害も出ている状況。残念ながら中止になってしまったので最近の練習方法について書きたいと思います。

いきなり訳のわからない写真を載せてしまいましたが、これは「風にのせて」のブログのTetsute師匠が推奨しているインパクトゾーンの練習の的です。

https://tetsute.hatenablog.com/entry/2020/04/09/190203

当初は秋に田んぼから運んだ稲わらを積んだところにボールを打っていたのですが、稲わらを畑に使ってしまったので農作業小屋にあった廃品のスポンジを利用して作りました。スポーツの特訓をする時に自分で器具を作りたくなるのは巨人の星大リーグボール養成ギブスを見て育った世代だからでしょうか。

これを5m、10mくらいの距離においてサンドウエッジでほぼ毎日30~50球練習しています。だいぶインパクトの音と感触がつかめてきていますが、ボールを置くマットの線に合わせてアドレスしないよう毎回アドレスをといてマットの向きを変えて打つと命中率50%といったところです。

それにしても4時-8時のスイングでこんな近くの的を狙っているのに球質が違ったり方向がずれたりでフルスイングで安定しないのは当然ですね。でもこの練習は本当に効果がありました。やはり常に同じリズムとスイング軌道でクラブヘッドの適正な位置と角度でボールを捕らえないと方向は定まりません。アプローチの練習なのですが、なぜかこの練習を始めてから確実にドライバーの飛距離が伸びてきました。これまで飛距離アップのためにバットや長い棒を振り回す練習をしたことがありますが、スイングを乱す弊害の方が大きかったです。

理想のインパクトゾーンを身につけておかないと距離もでないし色々な応用もできないってことですね。算数で言えば九九をしっかり身につけて方程式や面積計算など次へ進むのと一緒だと思います。Tetsuteさんのスピンの効いたボールの打ち方とか、もう少しでシングルさんのヘッドスピードアップの記事を読むとどうしてもやりたくなってしまうのですが、私は我慢して九九をしっかりと身につけてから応用問題に進みたいと思っています。

唐突ですが、コロッケが田原俊彦の物まねで「ボクねー、九九はねー、6の段まで言えるようになったんだよー、アハハハ」ってのが結構ツボにはまりました。

Tetsuteさん!ボクねー、九九は5の段までできるようになりましたよー!!

 

 

 

 

百姓日記 Vol.62 ~紫陽花~

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今日は午後から雨が降ってきたので農作業を切り上げて家に入りました。先日ララさんのブログ「小さな庭のガーデニング記録」で紫陽花は土壌のpHによって花の色が変わることを知りました。新しい情報を仕入れると人に話したくなりますよね。姉に話したら「そうだよ。知らなかった?」とそっけない返事。仕方なくブログのネタで皆さんにお伝えしたいと思いますが、もしかして皆さんも「そうだよ。知らなかった??」だったらどうしよう。

紫陽花は土壌が酸性の時に青、アルカリ性だと赤になるそうですが、最近の雨は酸性雨なので土壌が酸性になり青い紫陽花が多いようです。そういえば家の裏庭にも紫陽花があるのですがこれは赤に近い紫でした。おそらく祖母か母が株分けしたと思いますが、裏庭は他の庭木があり落ち葉が沢山積もるので土壌の酸性化が進んでないからだと思います。

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ところで酸性・アルカリ性で赤と青。理科でならったリトマス試験紙と同じですが紫陽花は逆の色なんですね。野菜を作るのにも土壌のpHを把握するのは非常に大事で、私の主要作物のパセリは弱アルカリ性がいいので秋には石灰を撒くようにしています。一方ジャガイモは弱酸性が好ましくアルカリ性だと表面がザラザラになってしまいます。畑のリトマス試験紙として紫陽花を植えたら面白いかななんて思いました。

梅雨の代表的な花、紫陽花。雨の中で咲いている紫陽花は本当に綺麗ですがこの当て字の漢字もなかなかいいですね。雨が多くてジメジメして鬱陶しい季節ですが晴耕雨読の生活は雨が降るとのんびりと好きなことができてなかなか良いものです。

 

雑感 Vol.80 ~ウニ~

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娘が父の日に送ってくれた海鮮セットに入っていたウニで一杯やりました。ウニは大好物ですが初めて食べたのは大学生になってから。部活の先輩が連れて行ってくれた小田急向ヶ丘遊園の駅前の寿司屋で食べたことを今でも覚えています。

私の住む長野県諏訪地方は太平洋に出るにも日本海に出るにも200km近く。しかも現在の中央道が諏訪まで開通したのが私が高校生の時、日本海へ高速で行けるようになったのはさらに後になってからです。このような土地柄で刺身と言えば冷凍のマグロくらい。ウニはずっとアルコール漬けのものがウニだと思っていました。

初めて食べた時はあの濃厚な味に感激しました。それから子供を連れて回転寿司に行ってもウニは欠かさず食べていましたが、一番食べたのはフィリピンのウニです。フィリピンは近海でウニが採れ新鮮なものが安く食べられます。出張に行くと必ずホテルの近くの日本料理店でウニ丼を食べていましたが、これがウニがどっさり乗っていて新鮮で甘みもあってとても美味しかったです。

フィリピンに行く機会はもうないと思うので、コロナが終息したら東北か北海道に新鮮なウニを食べに行きたいと思っていますがいつになることやら・・・
 

百姓日記 Vol.61 ~リンゴ袋かけ~

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今日は雨で農作業ができないので家の中で先日終えたリンゴの袋かけについてゆっくりと書きたいと思います。

最近のリンゴ栽培は袋をかけない無袋(むたい)栽培が主流で車を運転していてみかけるリンゴ畑は殆ど袋がありません。太陽の光を十分に浴びて美味しいリンゴができるということですが、昨年まで私は会社勤めで消毒ができるのも土日だけ。土日に雨が降ると消毒のタイミングを逸し虫が中に入ったりするので手間がかかりますが袋かけをしていました。

虫がつきにくくなったり、秋になって実が大きくなると蜂が蜜を吸ったりするので袋の効果は大きいと思っています。また袋を取ってからでも真っ赤に色づき蜜も入り袋の弊害はなさそうですし、袋をかけて直射日光や雨に当たらない方が表面も綺麗で皮も薄くなるような気がします。ということでこんな感じに今年も袋をかけました。

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袋は収穫の1か月前くらい、9月末には外しますが、袋を外すタイミングが結構大事なんです。午前中に外すとこれまで直射日光や雨にあたってなくデリケートな表面にいきなり強い日差しがあたり、リンゴも日焼けして赤黒くなりその部分は腐りやすくなります。ということで袋外しは夕方か曇りの日を選ばなければなりません。

下の写真のように2重になった袋もあってこれは最初に外側の白い紙の部分を外し日差しに慣れたあと半透明の内側の赤い袋を外します。私の使った一重の袋は一枚2円くらいなのですが、この2重の袋は4円以上することと袋外しが2回になるので私使っていません。

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日焼けに注意しなければいけないのはリンゴも人間も同じですね。最近顔がシミっぽくなってきたので作業中は極力直射日光を浴びないようバイザーが大きく首まで布が垂れる帽子を使っており、先日は小林製薬のメンズケシミンを買ってしまいました。娘がいつまでも一緒に出歩いてくれるよう涙ぐましい努力を続けていきたいと思いますが、まあ歳には勝てませんね。