今日は雨で農作業ができないので家の中で先日終えたリンゴの袋かけについてゆっくりと書きたいと思います。
最近のリンゴ栽培は袋をかけない無袋(むたい)栽培が主流で車を運転していてみかけるリンゴ畑は殆ど袋がありません。太陽の光を十分に浴びて美味しいリンゴができるということですが、昨年まで私は会社勤めで消毒ができるのも土日だけ。土日に雨が降ると消毒のタイミングを逸し虫が中に入ったりするので手間がかかりますが袋かけをしていました。
虫がつきにくくなったり、秋になって実が大きくなると蜂が蜜を吸ったりするので袋の効果は大きいと思っています。また袋を取ってからでも真っ赤に色づき蜜も入り袋の弊害はなさそうですし、袋をかけて直射日光や雨に当たらない方が表面も綺麗で皮も薄くなるような気がします。ということでこんな感じに今年も袋をかけました。
袋は収穫の1か月前くらい、9月末には外しますが、袋を外すタイミングが結構大事なんです。午前中に外すとこれまで直射日光や雨にあたってなくデリケートな表面にいきなり強い日差しがあたり、リンゴも日焼けして赤黒くなりその部分は腐りやすくなります。ということで袋外しは夕方か曇りの日を選ばなければなりません。
下の写真のように2重になった袋もあってこれは最初に外側の白い紙の部分を外し日差しに慣れたあと半透明の内側の赤い袋を外します。私の使った一重の袋は一枚2円くらいなのですが、この2重の袋は4円以上することと袋外しが2回になるので私使っていません。
日焼けに注意しなければいけないのはリンゴも人間も同じですね。最近顔がシミっぽくなってきたので作業中は極力直射日光を浴びないようバイザーが大きく首まで布が垂れる帽子を使っており、先日は小林製薬のメンズケシミンを買ってしまいました。娘がいつまでも一緒に出歩いてくれるよう涙ぐましい努力を続けていきたいと思いますが、まあ歳には勝てませんね。