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百笑一気 ~笑顔が好きだから~

早期退職して長野県で晴耕雨読の生活をしています。第二の故郷は中国上海です

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雑感 Vol.275 ~秋の味覚~

先週末の三連休、学生時代の先輩と友人3名が訪ねてきてくれました。

長野県の秋の味覚を満喫するのが目的ですが、今年は松茸が豊作で近所のスーパーに安く沢山出ているのでまずは調達しました。

松茸は自分では採れませんが私の好物の学名ハナイグチ、通称ジコボウは山に入ってキノコ狩りも楽しんでもらいました。

キノコ全体が豊作なのでジコボウも沢山採れて初キノコ狩りのメンバーも見つけてくれて満足の様子。

そして3人のうち二人は調理師免許を持っていて一人はマイ包丁持参。

関東にしかないと思いますが新鮮な魚が買える角上魚類で本マグロ、タチウオ、キンメダイを仕入れて海の幸も付け加えました。

松茸ごはん、お吸い物、焼き松茸、ジコボウと鶏肉のつゆで食べる信州蕎麦、小アジの南蛮漬け、先輩はリタイア後ヒマつぶしに居酒屋をやっているので良い素材とプロの味付けでどれも素晴らしく美味しい料理になりました。

さすがに松茸は食べれない年もあるので全員一致で翌日も松茸を仕入れて連日の松茸ごはん。しばらく台所は松茸の香りで一杯でしたが私が一番おいしいと思ったのはジコボウと鶏肉の蕎麦の出汁でした。

まあどれも美味しかったのですが気の合った友人と飲む酒は格別です。

百姓日記 Vol.222 ~リンゴ カメムシ被害~

今年もいよいよ収穫間近となったリンゴの袋とりをしました。最近のリンゴ栽培は袋をかけない無袋栽培が主流ですが私は面倒でも袋をかけています。

色の違うリンゴが実を付けていますがこれは同じ品種の同じ樹の実です。赤く色づいているのは半透明の袋を掛けたもので色のついていないものは厚手の袋をかけたものです。

今年は大きな実が付いており袋を破くほど順調に成長してくれました。

しかし袋が破れてリンゴの表面が出ているところの色が変わっているところがありますよね。これはカメムシがリンゴの果汁を吸った後です。

タイミングよく今朝の羽鳥慎一モーニングショーでカメムシ被害を取り上げていましたが梨、柿、ブドウの果樹から米まで今年はカメムシ被害が広がっているそうです。

半分以上が出荷できなくなってしまった農家が取材されていましたが泣きたい気持ちはよくわかります。

またシャインマスカットは袋の上から汁を吸ってしまって防ぎようがないと説明されていましたがまさにその通り。袋を掛けてあっても袋をとると吸った後がびっしり。

見事にカメムシ被害の跡が・・・

私も7割から8割がこのような被害を受けてしまいました。1年間育てて収穫の時は苦労が報われるのですが今年は一年の疲れが倍増してしまいました。

テレビでは消毒をしても翌日にはカメムシが飛んできていると報じていた通り消毒をしても袋をかけても防ぎようがないみたいです。

こんな被害を出して触れば悪臭、消毒も効きにくい、最も厄介な害虫かもしれません。

 

ゴルフ Vol.116 ~蓼科高原カントリー~

中国では国慶節が始まった10月1日、上海に同じ時期に駐在していた先輩と蓼科高原で秋晴れの最高のコンディションの中ラウンドしてきました。

八ヶ岳の裾野の奥には雲海とその上には尖った山頂の甲斐駒ヶ岳が見えています。

10月に入りさすがに秋らしくなりススキの穂もでて空の青さも深くなり整った山頂の蓼科山と横に長い峰の北横岳も間近に綺麗に見えています。

最近ゴルフの調子は良いのですが、なぜかOBが多くこの日も2発叩いて最終的には平凡なスコアになってしまいました。

でもこの先輩とは上海ではいつもゴルフを中心に遊びまわっていたので昔話に花が咲いてとても楽しく回れました。

中国での物価はまだ安い時代、しかも1ドル80円~100円だったので午前中ゴルフ、午後マッサージ、夜は日本食の食べ放題で中国産ですが松茸土瓶蒸し付きでもトータル1万円以内。今日はゴルフだけで1万円以上ですが本当に良い時代でした。

それにしてもこのコース芝の手入れがとても良く景色も綺麗で風呂は天然温泉。

東京から3時間くらいですので是非機会があったら回ってみてください。

 

 

 

雑感 Vol.274 ~シャインマスカット~

私は作っていないのですが近所の友人がシャインマスカットを作っており今年もいただきました。

今年は地元の農産物販売所にも出荷したようで粒も大きく糖度も19度ありとても良い出来です。

私はブドウは作っていないので作ってみようと思うこともあるのですが手を出すことができずにいます。リンゴよりブドウの方が栽培に手間がかかるのが理由の一つです。

リンゴは月二回の消毒の他、剪定、摘果、袋掛けくらいの作業で済むのですがブドウの場合、種を無くしたり果実の成長を促進させるジベレリン処理や房の実をとる作業などが必要です。

この写真を見ればわかりますが房の上半分は実をとって残った実を大きくしているんですね。ジベレリン処理もひと房づつ薬品につけなければならず手作業でやるしかないと思うので結構大変な作業だと思います。

とりあえず当面はリンゴとシャインマスカットの物々交換で十分かな。

 

百姓日記 Vol.221 ~ブロッコリー 惨敗~

ブロッコリーは毎年6月から7月出荷と10月~11月出荷の二毛作をしています。

毎年9月が値段が高く10月11月と進むにつれ値段が安くなってきます。

夏のうちは高地の長野県や北海道産が出回り10月になると関東平野や西日本などの暖地ものの出荷が増えてくるため値段が下がっていきます。

ということで今年はいつもより種を早く蒔いて9月出荷ができるように栽培し出荷が始まっています。

ところが今年の猛暑は9月に入って長野県でも30℃以上が続き先日は標高800mの我が家の温度計が初めて36℃になりました。しかも9月に!

写真でもおわかりにように通常であればドーム形の良い形になるはずが凸凹してラッパ型に育っています。

さらに問題なのは高温ですぐに腐る部分がでて黒く変色しています。

この腐る株が多くて歩留まりは50%程度、要するに半分畑で捨てています。

値段が高いってことは供給が少ない→育てにくい→病気になりやすいって当然のことなのですが実際に直面するとかなり悲しいです。

サラリーマン時代は安定した収入がありますがそれなりのストレスや拘束があり、気楽に農業している現在は収入が安定しない、まあ人生なんでもバランスが取れていますね。

雑感 Vol.273 ~アメリカシロヒトリ~

今年は厄介者のアメリカシロヒトリが大発生しています。

ウジャウジャしている写真も簡単に撮れるのですがあまりに気持ち悪いので1匹だけの写真にしますね。

私の住む地域は昔養蚕が盛んであったため今でも桑の木がところどころに残っており蚕の好物の桑の葉は当然アメリカシロヒトリの好物でもあります。

今年は見つけ次第消毒をして巣の中にいるうちに始末していますが、他人の畑やあまり高い木はそのままになっており残念ながら丸裸の運命です。

家の隣にある桜の木は完全にアメリカシロヒトリの巣になっており、近づくとカサカサと葉を食べる音が聞こえてくるほどです。

この繁殖力は日本の毛虫とは比較になりません。

いや~アメリカもとんでもないものを送り込んでくれました。

百姓日記 Vol.220 ~とうもろこし~

毎年トウモロコシは7月から10月まで食べられるように春先に2週間おきに種を蒔いて収穫しています。

ところが今年の7月8月分はキツネやカラスに半分以上食べられてしまい私のトウモロコシを楽しみにしている方にはお断りをしなければなりませんでした。

現在収穫の予定だったものは畑に種を直播きしたのですが、芽が出た直後にカラスが種を食べるために掘り起こしてしまいました。

それでも何とか収穫したものはやはり美味しいです。

既に私の地域は朝晩は長袖でないと肌寒くこの寒暖差で野菜の甘みがグッと増してきます。トウモロコシは夜に溜めた糖分を消費する前の朝早くに収穫して鮮度の良いものを食べるのが一番です。

全国の各地域ではトウモロコシをブランド化して付加価値をつけているところもあり私の地域の品質ならば売り方によっては人気がでるだろうと確信しています。

そんな中、動きの悪い農協もさすがに考えてくれました。

従来トウモロコシは段ボールに詰めて出荷していたのですが鮮度を保つために発泡スチロールの箱に氷詰めして出荷を始めています。

コレ結構評判が良いようです。値段は少し高くなると思いますが一味違うと思いますよ。