数日前の朝、畑でパセリの収穫をしていたところ、学校へ向かう女の子が「お疲れさまでーす」と元気に声をかけてくれました。小学校3年生くらいの小さな子でしたが気をつけてねーと応えると「行ってきまーす」とさらに元気な返事が返ってきました。言葉って不思議ですね。この短いやり取りでこの日はなんとも幸せな気分でした。
それにしても「畑で働いている人にはお疲れ様ですと言いなさい」なんて躾はしないと思うので、この子のご両親は働いている人にねぎらいの声をかけたり、優しい人なんだと思いました。どなたか忘れてしまいましたが最近のブログで子供は親が自分に言うことより親が自分以外の人に言っていることを良く聞いていると書かれていましたが、その通りだと思います。この子のご両親はどんな人なのか、逆の意味で「親の顔が見てぇ」です。
話が変わり、少々前のことですが昼のワイドショーである子供食堂を紹介していました。この子供食堂を立ち上げた方は、離婚して子供の面倒を見ることができなかったので罪滅ぼしに子供食堂を始めたとのこと。昼はトラック運転手、夜は介護施設で働いて自費で子供食堂を運営しているそうです。何とも感動してしまう良い話なのですが、その後私は非常に不快な気分になってしまいました。
夕食を待つ子供たちの映像に数人の中学生の女の子が映りました。スマホを懸命に操作している顔には薄化粧。ボランティアで手伝いに来ている女子大生の手伝いもせずカメラを睨むような目つき。この子の親は中学生なのにスマホを買い与え、毎月の通信料を払い化粧品も買うお金はあるのに食事は他人に頼っているの???
子供に食事を与えるのは親としての義務だと思うし、愛情を込めた食事は最大の教育だと思うのですが、放棄しているってことですね。おそらくこの子たちの親は子供食堂を運営している方への感謝の気持ちもなくただラッキーと思って甘えているだけだと思います。こちらは本来の「親の顔が見てぇ」です。
うるさいオヤジっぽい内容になってしまいましたが、今日も母親が子供を置き去りにして遊びに行っているうちに子供が餓死してしまったニュースが流れていました。やっぱり親は自分は食べなくても子供には食べさせる気持ちがあって欲しいものです。