廃品回収で整理した蔵の中から出てきた骨董品ネタ第4号です。
私もこれが使われていたところは見たことがないですが、おそらく秤の分銅だと思います。20貫と書かれていますが、1貫が3.75kgということなので20貫は75kg。写真では大きさが判りませんが掌に乗っかる大きさなので75kgはありません。
この分銅を引っ掛けてバランスの取れたところが75kgという天秤ばかりに使われていたと思います。
私も生まれていない1958年に尺貫法は禁止されているのでこの分銅が作られたのは100年くらい前になるのでしょうか。これは小さくて保管も楽だし、もしかしたら価値がでるような気がしたので廃品回収には出さずに保管することにしました。
昭和一ケタ生まれの私の父はたまに尺や貫を使ったのでなじみがありますが、今の若い人は何のことだかわからないと思います。昔はよく言っていた百貫○○。今では尺貫法の廃止というよりは放送禁止用語でしょうね。