これが何の風景かお判りになりますか?
ゴルフの打ちっ放しに行く途中で懐かしい風景に出会ったので写真を撮りましたが、これは寒天を干しているところです。
寒天は海草を煮詰めゼリー状にしたものを凍らせて溶かす作業を繰り返して出来上がります。冬の寒さが厳しく晴天の日が多い気候を利用して江戸時代から長野県茅野市の特産品となっています。
昔は冬場の田んぼにはこの光景が沢山みられましたが今は市内でも寒天工場は数件しかないようです。冬場は農作物が育たない地ならではの産業ですが、こういった産業は精密業に代わって時計やカメラの生産が盛んになり東洋のスイスと呼ばれる通り寒天工場からも北アルプスが綺麗に見えます。
そういえば昨年も寒天について書きましたが今年はまだところ天を食べていません。そろそろ食べようかなと思っています。