玉ねぎの定植をしました。苗は近所の農業の先生が作ったものを分けてもらいました。種から育った定植前の苗はこんな感じです。
玉ねぎの栽培は結構難しくて種まき、定植のタイミングを間違うと苗に蕾がついて球が大きくならない現象が起きます。これを「トウがたつ」といいますが、トウは薹と書きフキノトウのトウも同じ字です。
苗は細い葉が3~5本のところで定植しますが少ないと根付きが悪く5本以上になるとトウがたちやすいそうです。
この細い苗を1本1本植えますが、植えながら爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」が頭の中に流れてきて、大学の卒業式が武道館だったので歌と共に学生時代の記憶も蘇ってきます。これ名曲ですよね。でも古いなぁ。歌いだしのペンフレンドなんてもう死語だし。
こんなヒョロヒョロ苗が防寒対策はなにもしなくても長野県の零下10度の冬を耐え抜き大きな球になるのですから不思議な植物だと思います。
家で採れた玉ねぎは焼肉に使うと甘くて美味しいんですよ。
収穫は来年の夏、私の誕生日前後になりますが、この玉ねぎを食べる頃にはまた歳を一つ重ねます。人間として完全にトウがたってしまいました。