ブロッコリーは毎年6月から7月出荷と10月~11月出荷の二毛作をしています。
毎年9月が値段が高く10月11月と進むにつれ値段が安くなってきます。
夏のうちは高地の長野県や北海道産が出回り10月になると関東平野や西日本などの暖地ものの出荷が増えてくるため値段が下がっていきます。
ということで今年はいつもより種を早く蒔いて9月出荷ができるように栽培し出荷が始まっています。
ところが今年の猛暑は9月に入って長野県でも30℃以上が続き先日は標高800mの我が家の温度計が初めて36℃になりました。しかも9月に!
写真でもおわかりにように通常であればドーム形の良い形になるはずが凸凹してラッパ型に育っています。
さらに問題なのは高温ですぐに腐る部分がでて黒く変色しています。
この腐る株が多くて歩留まりは50%程度、要するに半分畑で捨てています。
値段が高いってことは供給が少ない→育てにくい→病気になりやすいって当然のことなのですが実際に直面するとかなり悲しいです。
サラリーマン時代は安定した収入がありますがそれなりのストレスや拘束があり、気楽に農業している現在は収入が安定しない、まあ人生なんでもバランスが取れていますね。