今年の梅はシミが多く出てしまい、梅漬けや梅酒にするとシミの部分が気になるのでシミを切り取って梅ジャムと梅エキスに加工します。今まで紹介した梅煮や梅ジャムは比較的簡単に作れますが、この梅エキスは少々時間と手間がかかります。私がこんな面倒なことをするはずもなく姉が毎晩頑張って梅仕事をしています。さて作り方です。
梅エキス作り方
今回も分量や時間が定量的ではなくてスミマセン!
用意するもの
・梅(傷やシミがあっても切り取れば問題ありません)
・ミキサー
・布巾
・土鍋
作り方
まず梅肉をそぎ落とします。かなり量がないと厳しいかもしれません。
これをミキサーにかけて布巾で梅の果汁を絞り出します。
絞り出した梅の果汁を土鍋に入れて弱火で時間をかけて水分を飛ばします。ここで土鍋を使うのは熱容量が大きいのと酸に対して安定しているからです。水分が飛んで強い酸性になるので酸に弱いアルミの鍋を使うことはお勧めできません。
たまにかき混ぜながら水分を飛ばしていくと徐々に色が濃くなってきます。
このくらい凝縮されてくると出来上がりですが、さらに水分を飛ばすと羊羹のように固まり、もう少し水分を残すと水飴状になります。火を止めてからも土鍋は高温のままでいるので好みの状態よりトロトロで火を止めると冷める間にも水分が飛んで好みの状態になるようです。このあたりの加減は何回かトライしてみないとわからないですね。
さて最初500ccくらいあった梅果汁は凝縮され、こんなに少ないですが梅エキスの完成です。
食レポ
激辛とかはありますが、何と表現したらいいのでしょうか。これ凄い酸っぱさです。ほんの少し口に入れると思わず梅干し顔になります。普通の表情でいられる人には何か商品出したいくらいです。
姉が言うには凄い殺菌力があって毎日耳かき一つ舐めると風邪をひかないんだとか。どんな科学的根拠があるか知りませんが、コロナウイルスも死滅させるなんてことが証明されてこれで一儲け。なことにはなりませんね。