百笑一気 ~笑顔が好きだから~

早期退職して長野県で晴耕雨読の生活をしています。第二の故郷は中国上海です

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百姓日記 Vol.19 ~ビニールハウス~

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ビニールハウス/倒壊ハウス

いよいよ今週主力生産品のパセリの苗が来るのでビニールハウスのビニールを張りました。私の住む長野県諏訪地方では3月はまだ雪も降るし氷点下に下がることも頻繁なのでこの時期の野菜はビニールハウスの中で育てないと霜にやられてしまいます。シワにならないよう結構コツがいるのですが、このハウスでのビニール張りも7年目。出来栄えは上々です。

忘れもしない7年前の2月、災害救助法が適用されたほどの大雪が降り以前使っていたビニールハウスが潰れてしまいました。金曜日、午後から雪が降り始めすごい勢いで積もり始めました。私は高速道路通勤で高速が不通になる前に早退しても良かったのですが、当時海外の拠点再構築の極秘プロジェクトを進めており、夕方から現地とTV会議。役員も出席する大事な会議だったので早退できず会議に参加しました。結構モメて会議が終わったのが21時。既に高速は通行止めになっていました。急いで会社を出ましたが、高速が通れないため峠を越えなければなりません。案の定、大型車が峠で動かなくなって30分くらい全く動かないことが何度もありました。やっとのことで峠を越え、まずハウスが心配でハウスのある実家に行こうと思いましたが、途中雪が深く車が入れず、実家から300mほどの自分の家まで何とかたどり着きました。既に日付は変わり翌日の深夜1時ころ4時間かけてやっとのことで帰ることができました。

長靴を履いて雪かきをしながら実家まで歩いて行く途中、父が雪降ろしをしていることを祈っていましたが、前年母が死んで働く気力の亡くなった父は耳も遠く電話にも出ず雪降しはしておりませんでした。残念ながらハウスは雪の重みでつぶれており、これが目に入った時は膝をつくほどの脱力感に襲われました。

しかし災い転じて福となす。補助金が出て殆ど自己負担なく新しいビニールハウスを建てることができました。補助金をいただける条件が「最低10年は野菜の生産を続ける」で、父が殆ど農業をやらなくなり、サラリーマンやりながら10年も野菜の出荷ができるか不安でしたが既に7年が経ち、今年からは専業なのでなんとか条件はクリアできそうです。税金で建てていただいたビニールハウスですので有効に大事に使っていきたいと思います。