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百笑一気 ~笑顔が好きだから~

早期退職して長野県で晴耕雨読の生活をしています。第二の故郷は中国上海です

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雑感 Vol.29 ~日本電産 永守重信会長~

日本電産 永守重信会長。何年か前の日経ビジネスの「社長が選んだNO.1社長」という特集でNO.1に選ばれた言わずと知れた日本を代表する経営者です。サラリーマン時代に日本電産と取引があったことと、非常に薄いですが永守家と少々の接点があるため、ソフトバンク孫社長でもトヨタ豊田章男社長でもなく永守会長が選ばれたことがなぜか嬉しかったです。新年の賀詞交歓会などのセレモニーで何回か直接お話しさせていただいたこともありサラリーマンを卒業した今は永守ファンとして注目しています。

先週、他の一部上場企業より少し早い日本電産の第三四半期決算発表がありましたが、これもまず先に景気の良い話をして日本経済を盛り上げるという永守会長のこだわりのようです。今日永守会長のプレゼンを音声で聞いてみましたが、御歳75歳とは思えない滑舌と張りのある声、わかりやすい説明。久々の永守節に1時間のプレゼンがあっという間に終わってしまいました。事業のことは全て頭に入っているし、明確な戦略を描いているし、証券会社の人間が下方修正をつついても、「短期で細かいこと言うな」感の回答で黙らせる。前回の決算発表でも投資の金額の大きさに疑問を投げかけた質問に対し、自信を持って「この投資は必要、失敗して一番損するのは私だから損するようなことはしない」どこか半沢直樹が敵対する相手を黙らせるような爽快感がありました。

また賀詞交歓会の時など何百人という取引先と挨拶をするのですが、ありきたりの話をするのではなくそれぞれの取引先がどういう会社なのかすべて頭に入っているようです。私の勤めていた会社が新工場を作った時は「お前のところ新工場作ったそうやな。頑張って沢山仕事取ってくれ」とこちらから何も言わずとも激励の言葉をいただきました。最後に「安くせなあかんで~」はもちろん付け加えられましたが・・

電気、半導体、液晶など日本が海外勢に負けてしまった産業も多いですが、是非永守会長には頑張っていただいて日本経済を引っ張って行って欲しいものです。日本電産の三大精神「すぐやる、かならずやる、できるまでやる」「情熱、熱意、執念」「知的ハードワーキング」。百姓専業1年目はこの精神で頑張りたいと思います。