キタァーーー!思わず織田裕二いや山本高広風に叫んでしまいました。昨日6月13日にようやくアベノマスクが届きました。報道されているように小さくて雑な縫製で糸くずもついていますね。
既に中国の友人がマスクを送ってくれたので我が家にとってはまさに夏炉冬扇です。政府の皆様はこれのおかげで市場にマスクが出回り始めたと成果を強調していますが、本当にそうでしょうか。
まあ百歩譲ってこのマスク配布の効果があったとしても、どうしても文句言いたいことがあります。
このマスク配布、確か予算が400億円で実際は半分で済んだと偉そうに言っていた方がいましたが、本当にこれでいいの?
だいたいこのマスク、部品点数はガーゼ、ゴム、縫製の糸、梱包フィルムの4点だけ。縫製も縦に2本縫うだけで製造原価の算出に大きな誤差が出ることは考えられません。先日中国の科挙試験の難度に匹敵すると言われている(私だけかも)調達プロフェッショナル認定資格CPP-B級に合格されたNTどっこいしょ(jiujingrentang)さんなら±3%の精度で原価を算出できるでしょう。
https://www.jiujingrentang.com/entry/cpp/procurement/pass
さらに配布費用は郵便を配達しているところに一律2枚投げ込むだけ。この費用は実績値で確実に把握できると思うのですがなぜ実績の倍の予算になったのでしょうか?現在問題になっている持続化給付金のサービスデザイン推進協議会への丸投げや前田ハウスでの癒着みたいにどこかで甘い汁が吸えるように予算は多めにとっているとしか思えません。
日本電産の永守会長は購入品の原価はだいたい頭に入っていて買収した企業を立て直す時に1円以上は全て自ら決済されていたそうですが永守会長だったらこんな稟議書持って来たら間違いなくコーヒーぶっかけもんでしょう。
そういえば「桜を見る会」の予算と実績のかい離も凄かったですね。政治家やお役人の皆様。民間企業のようにしっかりとした予実管理をしませんか?もっと税金は大事に使いませんか?百姓が1万円稼ぐのは汗水垂らして本当に大変なんですよ。