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百笑一気 ~笑顔が好きだから~

早期退職して長野県で晴耕雨読の生活をしています。第二の故郷は中国上海です

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雑感 Vol.43 ~FIRE~

FIRE!福澤朗アナウンサーのプロレス中継でも火災でもありません。1年以上前ですが日経ビジネスの幸せな生き方という特集で紹介されていた最近流行の生き方を表します。

Financial Independence、Retire Early すなわち早く経済的な目途をつけて仕事を辞めて好きなことをする。日経ビジネスでは外資系証券会社で死ぬほど働いて年収何千万もあった40代の方が仕事を辞めてハワイの別荘と日本で優雅に生活しているという何とも羨ましい話が紹介されていました。だいぶ違いますが私も自分ではFIREを謳歌していると勝手に思っています。会社を辞める直前には色々な方から「まだ稼いだ方がいい」と言われ、自分でも失敗したかなと思いましたが、半年がたち改めて振り返ると大正解でした。

米、野菜、果物はある程度自給自足でき食べるものには困らないし、遊ぶ分を農業で稼げばよく、農業も機械や道具は既にあって投資が不要だったので、贅沢しなければ経済的には何とかなります。

経済的なことより会社を辞めて社会との接点が減って引きこもったりボケるのが心配でしたが、時間ができたことで逆にこれまで付き合いのなかった方との接点ができたり、農業関係の色々な役が回ってきて結構忙しくしています。

そしてなんといってもブログ始めたのは正解でした。文章を書くのって結構頭使うし、想像の範囲ですが各地の美味しいものを食べたりファーストクラスで旅したり、ゴルフのプレーをイメージしたり毎日楽しく拝読させていただいております。また自分と同じ考えを持っている方や自分に警告を与えていただいているような内容もあって色々と勉強もさせていただいております。サラリーマン時代はこんな時間は絶対に取れませんでした。

ブログを始めるきっかけを作ってくれた会社の若手には本当に感謝してます。(たまには更新しろよ!)また私のくだらない内容を読んでいただいている方や貴重な情報をくださる皆さんに本当に感謝です。今後共よろしくお願い致します。

 

 

百姓日記 Vol.21 ~ビニールハウス雪降し~

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雪降ろし/玉ねぎ

昨日は3月の雪となりました。毎年のことなので別に驚きませんが、一時はかなり強く降ったのでビニールハウスの雪降ろしをしました。結局5cmも積もらなかったので雪降ろしの必要はありませんでしたが、7年前の大雪で倒壊し補助金で建てたビニールハウスのため次につぶすと補助はないと言われており念には念を入れました。

3月は日照時間も長くなって昼間の気温も上がり雪がすぐ溶けてくれるので助かります。10時ころには雪に埋まった玉ねぎの苗が既に雪を跳ね除けていました。

それでも年によっては4月の積雪もあるのでまだ油断できません。iPhoneのネガティブ天気予報では明日も雪、なんと最低気温は-8℃。パセリの苗はまだ赤ちゃん状態なので今夜はしっかり寒さ対策しなければならず、無観客の大相撲中継を見る前にビニールハウスに行ってきます!

百姓日記 Vol.20 ~水仙~

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水仙

今日はいよいよパセリの苗が来てビニールハウスに電熱線を引いて電力会社に連絡し農業用電気が通じるようにしました。農業用の電力は家庭用とは別契約で多分安くなっていると思います。大きなビニールハウスの中にさらにビニールをかけて地面に電熱線を這わせ夜には電気を入れて地温を確保します。ただ昼は日光が当たるとハウスの中は30度近くなり半袖で仕事ができます。
暑い中作業して外に出るととても風が気持ちよく畑の周りをぐるっと歩くと水仙が咲いていました。花が咲き始めると本当に春らしくなります。

昨年長野県でちょっとしたニュースになったのですが、水仙をニラと間違え食べて食中毒??水仙には何種類もの有害成分が含まれ加熱しても分解しないようで最悪の場合死に至ることもあるそうです。確かに水仙の芽はニラみたいですが、よく見れば十分見分けがつくし、匂いでニラはわかると思います。野生のものを食べるには十分注意が必要ですね。

 

百姓日記 Vol.19 ~ビニールハウス~

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ビニールハウス/倒壊ハウス

いよいよ今週主力生産品のパセリの苗が来るのでビニールハウスのビニールを張りました。私の住む長野県諏訪地方では3月はまだ雪も降るし氷点下に下がることも頻繁なのでこの時期の野菜はビニールハウスの中で育てないと霜にやられてしまいます。シワにならないよう結構コツがいるのですが、このハウスでのビニール張りも7年目。出来栄えは上々です。

忘れもしない7年前の2月、災害救助法が適用されたほどの大雪が降り以前使っていたビニールハウスが潰れてしまいました。金曜日、午後から雪が降り始めすごい勢いで積もり始めました。私は高速道路通勤で高速が不通になる前に早退しても良かったのですが、当時海外の拠点再構築の極秘プロジェクトを進めており、夕方から現地とTV会議。役員も出席する大事な会議だったので早退できず会議に参加しました。結構モメて会議が終わったのが21時。既に高速は通行止めになっていました。急いで会社を出ましたが、高速が通れないため峠を越えなければなりません。案の定、大型車が峠で動かなくなって30分くらい全く動かないことが何度もありました。やっとのことで峠を越え、まずハウスが心配でハウスのある実家に行こうと思いましたが、途中雪が深く車が入れず、実家から300mほどの自分の家まで何とかたどり着きました。既に日付は変わり翌日の深夜1時ころ4時間かけてやっとのことで帰ることができました。

長靴を履いて雪かきをしながら実家まで歩いて行く途中、父が雪降ろしをしていることを祈っていましたが、前年母が死んで働く気力の亡くなった父は耳も遠く電話にも出ず雪降しはしておりませんでした。残念ながらハウスは雪の重みでつぶれており、これが目に入った時は膝をつくほどの脱力感に襲われました。

しかし災い転じて福となす。補助金が出て殆ど自己負担なく新しいビニールハウスを建てることができました。補助金をいただける条件が「最低10年は野菜の生産を続ける」で、父が殆ど農業をやらなくなり、サラリーマンやりながら10年も野菜の出荷ができるか不安でしたが既に7年が経ち、今年からは専業なのでなんとか条件はクリアできそうです。税金で建てていただいたビニールハウスですので有効に大事に使っていきたいと思います。

雑感 Vol.42 ~東日本大震災~

今日、3月11日は東日本大震災から9年目です。昼畑仕事をしていたら田舎なので地震発生の時間に市の広報の放送があり黙祷をしました。まだ何千人もの方が行方不明。本当に未曽有の災害だったと思います。

9年前の3月11日。私は息子の大学入学のため東京へ引っ越しに行っていました。息子が四月から生活を始めるアパートに荷物を持ち込み、足りない家電を池袋に買いに行ってアパートに戻って一休みしていたところ地震発生。最初は「あっ地震だ」くらいの感覚でいたのですが、やけに長くいつまでたっても揺れていて、長いなーなんて言っていたら強い揺れが。冷蔵庫の上に置いていた荷物が落ちそうになり必死に抑えていました。揺れが収まってから少し離れたコインパーキングに停めた車が心配で見に行きましたが途中の酒屋さんでは割れた瓶をかたずけていたり普通の地震ではなかったことがすぐわかりました。

車は無事ですぐに息子のアパートに戻りましたがテレビでは仙台空港に押し寄せる津波など衝撃的な映像が流れていました。これはまずいと自宅の長野県まで帰ろうと思いましたが中央道が不通。とりあえず風呂に入ろうと思いましたがガスが使えずテレビを見ていました。

次々と入る被害情報にこれはまずいぞと思っていたところ9時ころ中央道が通れるようになったと情報が入り車に乗り込みました。ここからが大変でした。帰宅難民の歩行者の列が途切れず車の左折もままならない状態。最寄りの国立府中インターまで3時間くらいかかりました。途中息子とトイレに寄ったコンビニにではおにぎりやパンはすべて売り切れ。何とか高速に乗って自宅に着いたのは翌日の深夜2時。妻が心配してテレビを見ながら起きてくれていましたが、千葉のコンビナートが炎上する映像などこれまでに見たことのない被害に驚きました。買い物に行った池袋で地震発生していたら電車も止まって帰れなかったと思いますが、間一髪で自宅に戻れて本当にホッとしました。

私の住む長野県諏訪地方はフォッサマグナが通っておりいつ巨大地震が起きるかわかりません。備えあれば憂いなし。水と燃料はある程度ストックしておきたいと思います。

 

 

中国 Vol.6 ~コロナウイルス6回目~

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隔離施設食事

上海ネットワークで入国者の隔離施設の食事の写真を送ってくれた人がいました。仕事でどうしても中国に戻らなければならず、2週間隔離を承知の上で戻られる方もいらっしゃるようですが本当に大変だと思います。

毎日同じメニューではありませんが、この類の食事で2週間過ごすのはちょっと厳しいですね。サラリーマン時代に取引先のトラブルで中国瀋陽に10日ほど滞在したことがありましたが、ホテルの周囲に日本食を食べられるところは1軒もなく、後半は結構きつかったのを覚えています。私は毎日1食はご飯と味噌汁がないとダメでこんなに味噌汁から離れたのは初めてでした。ご飯はあるのですが日本のものと違ってパサパサして独特の香りがあってあまり食べられず、果物だけで済ませた食事もありました。外出もできず食事の楽しみもないとなると2週間の隔離は耐えられないですね。

それにしても株価暴落、円急騰の中、営業時代だったら注文のキャンセル、調達時代だったら納期遅延、値上げ要請で苦しんでいただろうと思うといい時に辞めて良かったと思ってしまいます。現在苦しんでいる皆さんゴメンよー。

百姓日記 Vol.18 ~ふきのとう~

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ふきのとう

今日は20℃まで気温が上がり5月中旬の気候でした。冬の間の野菜は保存のきくネギ、白菜、ジャガイモ、リンゴなどは自家製で賄えますが、やはり買うものが多くなってしまいます。しかしいよいよ自家製のものが食べられるようになりました。

トップバッターは毎年のことですがふきのとう。今年は暖かいのでいつもより早く顔を出しました。10個くらいは採れ早速ふきみそにして夕飯で食べましたが、やはり春の味ですね。それほど美味しいものではありませんが、ほろ苦い味と独特の風味が食欲をそそります。ふきみそを舐めながらお酒を飲むと知らず知らず量を飲んでしまうため今日はご飯のお供に留めておきました。

春に温泉に泊まった時や居酒屋で天ぷらなどで出てくることがありますが、採れたてをすぐ食べると風味の強さが全く違います。今の若い人は写真見ても何かわからない人の方が多いんでしょうね。そういえば昔「ふきのとう」というフォークグループがあったけど今どうしてるんだろ。