先日高知出身の学生時代の先輩が遊びに来てくれ高知名物のカツオのタタキならぬメジナのタタキを作ってくれました。
近所に鮮魚をあつかう角上魚類という店がありそこで新鮮なメジナが売っていたので3枚におろしてもらい準備しました。
先輩は調理師の免許も持っていて魚に詳しいのでメジナは皮が美味しいからとあえて皮を残しています。
タタキを作るのには稲藁が良いということですが百姓家には藁は沢山あります。
もち米を蒸す釜に焼き肉用の網をのっけて準備完了。稲藁は一気に燃え上がり魚の表面に焦げ目と藁が燃えた独特の香りをつけてくれました。
焼けた後は氷水で一気に冷やすことで身がしまります。
味付けは先輩がやってくれ玉ねぎとニンニクのスライスをのっけて出来上がり。
主役のメジナが玉ねぎに隠れて判らない写真になってしまいましたが、やはりメジナの皮は噛むといい味がでて燻製に似た煙の香りとともに食欲をそそります。
この調理方法は別名土佐造りというそうですが、長野県人でこんな調理方法を知っている人は少ないし、昔は新鮮な魚も手に入りませんでした。
まだまだ味わったことの無い郷土料理が日本には沢山あると思いますが、残りの人生で一つでも多く味わってみたいと思います。