田植えの手伝いに来てくれた姉が取り寄せてくれて初めて見ましたがこの見慣れないカニはトゲクリガニと言うそうです。
主な産地は青森県で4月~5月が旬で桜の季節と重なるため花見ガニとか桜ガニといった呼び方もあるそうです。
写真では大きさが良く判りませんが甲羅の大きさが私の握りこぶしくらいでそれほど大きいカニではありません。
足も太くなく短いため食べ応えは無いかなと思いましたがこのカニに真骨頂は内子、いわゆる粒々に成長する前の卵でした。
このオレンジ色の部分が内子で何と表現したらよいか思いつきませんが、コクがありいかにも酒のつまみにピッタリの味です。
足と胸の肉はそれほどボリュームはありませんが毛ガニの仲間のため毛ガニと同様にきめ細かい繊細な味でした。
上海駐在時代には上海ガニの有名な産地の陽澄湖まで食べに行ったこともありますが、第一印象の悪かったこのトゲクリガニは上級の上海ガニのメスにもひけを取らないと思います。
あと一パイ残っているので紹興酒を仕入れて内子とミソを少々残して紹興酒の甲羅飲みを久しぶりにやってみたいと思います。