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百笑一気 ~笑顔が好きだから~

早期退職して長野県で晴耕雨読の生活をしています。第二の故郷は中国上海です

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百姓日記 Vol.10 ~干柿 食べごろ~

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干柿

約1か月柿を干してようやく食べごろになってきました。カラスやハクビシン?から何とか守り、残った柿に白い粉がふいてきました。渋くて食べられない柿を干すと渋が抜けて甘みが増し保存も効く、また稲ワラの中に入れると良く粉がふくようです。昔の人の知恵には本当に頭が下がります。この干柿、同じように干しても東京だとカビが生えてしまい甘味の印である写真のような白い粉はふいてこないようです。寒くて乾燥する地域でないとつくれないようです。

早速味見をしましたが、甘くてコクがあっておやつにちょうどいいですね。またクリームチーズをはさんで食べると格別です。漫画「美味しんぼ」の菓子対決の回で海原雄山が菓子の甘さは干し柿の甘さを越えてはいけないと言っていましたが、ちょうどいい甘さです。正真正銘の無添加の自然食品で、買うと結構高いので驚きました。

長野県の下伊那地方特産の市田柿、有名な干し柿のブランド品ですが今年は干してある柿がごっそりと盗まれたとニュースになっていました。それだけ価値があるということですがせっかく作った柿を盗むのは良くないですね。我が家の柿を盗んだ犯人を特定するために柿と周りに灰をまいて足跡をチェックしようと思いましたが、翌日にはカラスの足跡がついて柿はすべて無くなっていました。悔しいですが捕まえてもきりがなく、それだけうちの干し柿は美味しいということで今年は終わりにしたいと思います。