サラリーマンやめて百姓専業になりましたが色々な人が応援してくれ本当にありがたいです。このジュリボフロアブルという農薬は農協の方からいただきましたが調べたら250mlで7000円もするものでした。農薬って高いんですよね。
この農薬、アオムシやヨトウムシなど野菜を食い荒らす害虫の殺虫剤ですが、5月12日に定植したブロッコリに使ってみました。ブロッコリーは虫も大好きのようで消毒しないとムシだらけになってしまいます。畑には蝶が沢山舞ってくるのでモンシロチョウの幼虫のアオムシかと思ったら一番厄介なのはヨトウムシでした。これはヨトウガというガの幼虫で普段は土の中にもぐっており夜になると活動し葉を食い荒らすので夜盗虫と書きます。
農薬って噴霧器で撒くものだと思っていましたが、これは200倍に薄め定植前の苗に水をやるようにして使います。このトレイに撒くだけなので噴霧器を背負って畑を歩き回るのよりは楽に使えます。
学生時代は理系で実験に明け暮れていたので割と実験好きで農薬の効果も見たかったのでジュリボフロアブルを処理したものと処理しないもので効果を確認してみました。定植から2週間たちやっぱりヨトウムシがついている株がありました。成虫のヨトウガは葉っぱの裏側にどっさりと卵を産みつけるんです。上から見ると左の葉っぱのように白くなっており、右の写真のとおり裏をみると判りにくいですが孵化したばかりのヨトウムシの幼虫が葉っぱの裏に張り付いています。これがもっと大きくなると昼は土にもぐって夜、凄い食欲で野菜を食べつくします。
ヨトウムシが付いている株数の結果はこんな感じでした。
ジュリボ使用:0株/約100株
ジュリボ未使用:5株/約150株
もう少し時間が経つともっと差が出てくると思いますが、定植から2週間で効果も薄れていると思うし、かなりモンシロチョウの卵も産みつけてあったのでそろそろ農薬散布が必要かと思います。
このヨトウムシ。モンキーママさんはなんと飼育した結果をブログに書かれていてとても面白かったのですが、私は百姓のくせにイモムシ、毛虫系は苦手なのでなるべくお目にかからないよう早めにやっつけたいと思います。
モンキーママさんの座右の銘「彼を知り己をしれば百戦危うからず」の通りまず敵を知って武器(農薬)の選択をして戦いたいと思います。