百姓の私も知らなかったので農林業センサスって殆どの人は知らないと思います。
日本の人口や世帯を調査する国勢調査というのがありますが日本の農業の実態を調査するのが農林業センサスというそうで国勢調査と同じに5年に一度所有する田畑と作付け状況を調査します。

調査員は市からの依頼で地区の区長が相応しい人にお願いするのですが昨年私は地区の区長だったので人に依頼するのが面倒で自分で調査員をやりました。
前回の調査に基づいて40件くらいの家を訪問し所有する田畑の面積と作付けはしているのか、していたら何を作っているのか簡単な聞き取りをしました。
これをやって非常に???と感じることがいくつかありました。
まず一つ目。
調査員に防犯ブザーが配布されたのですが、調査員は殆どが40歳以上の男性。調査する地区は自分の住んでいる地域。調査する時には書類しか持っていない。
これで防犯ブザー必要なんですかね。私は家に置いたままで市に返そうとしたら、もらってくださいとのこと。全国調査で手配したブザーは何万個だそうですが税金をいくら使ったんでしょうかね。
二つ目。
せっかく自分で調査したので調査結果をしりたくて2月に調査結果を市に提出に行ったときに聞いたら「だいぶ時間がかかるんですよ」。昨年区長をやって市役所と関わることが多かったのですがホントこの表現が多いんです。だいぶ、かなり、少し・・・民間企業では納期をいう時はかならず数字で言うのが普通だったんですけど。
それじゃいつかわからん!と言ったら2年くらい。
結果をまとめるのに2年⁈ もしかしたら市として公開するのが2年後ということだったかもしれませんが、もしまとめるのに2年かけたらデータは陳腐化して調査の意味がなくなってしまうのではないでしょうか。
この米騒動の中、全国の田んぼの作付け状況を民間人が自分の時間を削って調べたのだから農林水産省はすぐにまとめてしっかりとした政策を作ってもらいたいものです。