今年は長野県諏訪地方で寅年と申年に行われる御柱の年です。
諏訪大社の御柱祭は4月の山出しと5月の里曳きが既に行われ全国ニュースでも取り上げられていたのでテレビでご覧になった方もいるかと思います。
御柱祭はこれで終わるのではなく諏訪大社の御柱の後は各地の神社でも地区限定で行われます。
平安時代から続く伝統的なお祭りですが私は子供の時に親に連れて行って以来一度も参加したことがありません。
というのも私が通っていた小学校が御柱祭の最大の見どころの大木を坂から一気に落とす木落しの近くにあり御柱祭の後は清掃活動。
お弁当の食べ残しや嘔吐物があったり、片づけをしながら酷いものだと感じていたのと祭りの最中に大人が酔っ払って喧嘩をして口から血を流しているのを見たり、あまり良い思い出がありません。
最近はゴミを片付けながら飲酒も控えめに行っているようなので昔のようなことはありませんが、過去には死者が度々出たことあり普通であれば継続できる行事ではありません。
ということで今年も諏訪大社の御柱祭は参加していませんが、地区の山林組合の役員をやっている都合上、先日保有している山林にある神社の御柱に仕方なく参加しました。
今回はコロナ感染者も増加していたので参加者を絞り御柱を建てるのはクレーンで、曳くのは重機で後ろから押して短時間で終了したので私にとっては良かったです。
伝統を守るとかこれで地域がまとまるとか続ける理由は沢山ついていますが、まあ宗教の自由もあるのでこれからも必要なければ参加する気はありません。
本来であれば祭りのための寄付も半ば強制的に行われますが今回はコロナで自宅訪問ができなくなり助かりました。
最近は私のような考えの人も多くなってきていますが昔こんなことを言えば村八分になったり墓石を倒されたり嫌がらせも実際にあったようです。
田舎の生活はこういう面倒なこともあるのでこんな時は都会暮らしがいいなと思ってしまいます。
さらに今回の参加者にコロナ感染者がいて感染者が少し出たことを後で知ってドキッとしてしまいました。
御柱は神事と言われていますが、触らぬ神に祟りなしです。