今まで一番記憶に残ったドラマ・映画を一つあげろと言われたら「日本沈没」を選びます。昨年放送された日本沈没 ー希望のひとー ではなく1973年に映画化された日本沈没です。
当時まだ小学校低学年。藤岡弘さんといしだあゆみさんの浜辺のシーンにドキドキしながら、いや大地震や大津波で沈みゆく日本列島にドキドキしながら今は閉館した映画館で見たことが強く印象に残っています。
その後1974年に村野武範さんと由美かおるさんのコンビでTVドラマ化されたのですが長野県の地方局ではよくあったことですが放映せず・・・
しかし山梨県に近い我が家では雨の日に限り電波が届きやすくなるのかUHFの周波数を変えると砂嵐の状態でしたが、山梨の放送が見えました。
電波の状態が悪いとほとんど見えなくてとても残念でしたが、なんと今アマゾンプライムでこんな昔のドラマが見れるんですね。
早速26話食い入るように見てしまいました。
懐かしいオープニング画面やSFでもフィクションでもなく空想科学ドラマという昭和の色濃いテロップ。
そして砂嵐状態の白黒テレビで見て記憶に残っていた沈んでいく鎌倉の大仏のシーンなんて懐かしすぎて何度も見返してしまいました。
噴火や地震などの特撮シーンは若干オモチャ感もありますが、とても良くとれていて最近のCGとは違った良さがありました。
それにしても最近は地震や噴火も多く日本沈没が現実に起きるのではないか少々不安になってしまいます。
実際にこのドラマの21話「火柱に散る、伊豆大島」は1986年三原山噴火の全島民避難とほぼ同じような内容でした。
そして我が家のすぐ近くには日本を真っ二つに裂いたグナ地溝帯が走っています。日本が沈没するときは我が家は割と早く沈むと思われますが、もう半世紀生きてきたので今更外国へ移住するより原作の田所博士のように日本と運命を共にするのが幸せかななんて考えてしまいました。