今日農協に農薬を買いに行ったらカウンターにこんなものが山積みに。
当然私が作ったものではなく私の所属する農協の管内でイチゴを出荷している人はいません。ラベルに書いてある通り隣の管内の諏訪湖のほとりで栽培されたものです。
本来であればゴールデンウィークのイチゴ狩り用のイチゴだったようですが諏訪保健所管内では4月にコロナの大規模クラスターが発生し警戒レベルは5まで上がり飲食店は時短要請。
こんな状況ですからイチゴ狩りは自粛したようで行き場のなくなったイチゴは地元のスーパーではさばききれず、私の管内は東京の市場に毎日トラックを出しているので一緒に運ぶということでした。
農協の方から欲しければ売りますよと言われ買いましたが、なんと一箱1000円。スーパーで買えば1パック500円以上はすると思われますが1パック250円。
イチゴ狩りなら入場料一人1000円以上で1パック以上食べる人は沢山いないでしょうから生産者にとっては相当な痛手だと思います。
東京に送れば運賃分は引かれるので農家の手取りは200円くらいだと思います。箱代や燃料代、肥料代を考えれば赤字だと思いますが、腐らせるよりはマシだということで出荷しているとのことでした。
安くて美味しいイチゴを食べることができましたが、同じ農家として生産者のことを考えると苦くて酸っぱい後味が残ってしまいました。