F1といっても自動車レースではありません。First Filial Generation 雑種第一世代の略です。現在の野菜の種はほぼこのF1種となっており種の袋には1代交配とかF1と記載されています。
判りやすく言えばスポーツの得意なお父さんと頭脳明晰のお母さんから文武両道の子供を作り出すようなイメージです。
これについてはよっしーさんが実際の栽培結果から判りやすく書かれていらっしゃいますので参考にしてください。
2年前に通信販売で皮が薄くてサクランボ食感のミニトマト「プチぷよ」の苗を買って育てたのですが美味しかったので種を取って昨年育ててみました。
1代交配の場合は遺伝したい特性が人工的にコントロールされていてそれぞれの種はそれほど差が無く同じ特徴をもつのですが、この1代交配のものから自然にとった2代目の種は本来残したくなかった遺伝子が3分の1の確率で現れるようです。
確かに昨年栽培した苗から同じプチぷよが収穫できましたが1本だけ普通のミニトマトになってしまいました。
最近は野菜や果物の新品種はとても美味しくなってきていますがバイオの技術は凄いものです。
私は父の1代交配で音痴を引き継いでしまい子供は似ないで欲しいと思っていましたが幸い妻の父が歌がとても上手で子供3人共、3分の1の確率で祖父の遺伝子を引き継いでくれ助かりました。
まあ人間の遺伝子が意図的にコントロールされたらそれは逆に恐ろしいですね。
あと私は購入したプチぷよの種を取って育てましたが厳密にいうとこれは種苗法で禁じられた行為です。自家消費なら良いのかな?営利目的で増殖するのは確実に法律違反となりますのでご注意ください。