先日夕顔について書きましたが夕顔からかんぴょうを作るのを知らなかったというコメントをいただきました。こんな田舎のマイナーな食べ物のことは都会の方は知らないですよね。我が家では実際にかんぴょうを作るので作り方を紹介します。
巨大な夕顔は切るとこんな感じで実は白く中には種が詰まっています。種の部分はスポンジのように柔らかいので薄緑の皮をむいて種の無い部分をかんぴょうにします。
輪切りにしたかんぴょうを大根の桂剥きのようにするのですが、我が家では簡単にこんなものを使って均一に長く切れるようにします。2本のレールの間に輪切りにした夕顔を縦に載せレールに包丁を寝かせて輪切りの夕顔を回すようにして切ります。
切ったものを物干しざおで2~3日干して出来上がりです。
干すと水分が抜けて保存も効きくようになります。私の子供の頃は海なし県の長野県では新鮮な刺身なんてなく、寿司=かんぴょう巻きでした。保存がきくので1年中家にあって葬式やお祝い事には必ずかんぴょう巻きが付きものでした。
まあ特別美味しいものではありませんが、たまにかんぴょう巻きを食べると懐かしい味についつい手が伸びてしまいます。保存食としても見直されてもいいかもしれませんね。