昨日、友人の送ってくれたラーメンの記事を書きましたが、こちらでは手に入らない美味しいものをいただいただのに加え、それほど親しいわけではないのにその心遣いをとても嬉しく思いました。さらに嬉しかったのが手書きのメッセージが添えられていたこと。丁寧に書かれた綺麗で可愛らしい文字で人柄が伝わってくるし、百姓を気遣う一言もあってこの日は一日気分良く過ごすことがでました。
そういえば最近手書きの文字を目にする機会はほとんどなくなってしまいました。私が就職した1980年代後半はまだパソコンは職場に1台という時代だったので会議の資料やレポートは手書きが主流で字を見れば誰の字なのかわかっていました。今や21世紀、手書きのレポートなんて見る機会はないし、手書きで提出したら真面目にやれと怒られてしまいそうです。普段のやり取りもメールかLINE、最後の職場のメンバーの顔を思い出しても字はどんな字を書いていたかわかりませんね。
日本電産の永守会長は世界の拠点に指示を出す時にはFAXにこだわっているのは有名な話です。最近はやりかたを変えていらっしゃるかもしれませんが、理由は手書き文字の方が感情が伝わるからだそうです。非常にお世話になった会社だったので一度永守会長のFAXを内緒で見せてもらったことがあります。社員の方はこれを「爆弾」と呼んでいたそうですが、内容も厳しくて文字から本当に怒りが伝わってきてこんなの貰った日は寝られないだろうなと思ったくらいです。
こんな感じで手書きの文字っていうのはなかなか味わい深いものだし、相手に気持ちを伝えることができるのでもっと見直されても良いかと思います。うちの娘も割と手書きのメッセージや手紙を送ってくれることもあり、これから今回送ってくださった方のように幸せな良い家庭を築いてくれたらこんなに嬉しいことはありません。
最近はたまに字を書くと以前のようにうまくペンを操ることができなくなってきました。字を書く機会が少なくなってきているからか、年齢による衰えなのかわかりませんが、ボケ防止にもなりそうなので手で字を書く機会を増やそうかなと思っています。恥をかくのは減らしたいですけどね。