写真は本日、7月31日の私の田んぼです。昨年の今頃は既に穂が出そろっていましたが今年はまだ穂が出ていません。7月は毎日雨で気温も上がらなかったので仕方のないことだと思います。
この状況で思い出すのが冷夏だった1993年の米騒動。この年は8月になっても梅雨が明けず結局梅雨明け宣言のないまま秋になってしまいました。現在は稲刈り以降は農協に頼んでいますがこの頃は稲刈り、脱穀は自分の手でやっており、普段だったら垂れ下がっている稲穂がツンと立っていて稲の束も軽くなっていました。父も昭和29年の冷害より酷い、こんなことは初めてだと嘆いていたことを覚えています。
米が不作でスーパーから消えてしまい、タイ米を緊急輸入したところなぜか米が出てきてタイ米は廃棄したなんておかしな結末になってしまいました。この頃はネットなんて無く情報が今のように入らない状況でかなりの騒動に発展しましたからもし今年も米が不作になったらコロナでのマスクやティシュペーパー以上の騒動になるのではないでしょうか。
しかし今日は関西も梅雨明けし明日は8月ですがやっと関東甲信越も梅雨明けの見込みです。これから穂が出て稲の花が咲くころに30度以上の晴天が続けば問題ないのではと思います。
とはいっても、最近の異常気象、コロナなどの思いもかけぬ感染症、アフリカからアジアに広がりつつあるバッタの食害などなど 食料のトラブルが起きる可能性は年々増えているのは間違いありません。
米は自家消費分を除いて僅かな量を農協に出荷していますが、今年は少し多めに自家消費分を確保しておこうかと思ってます。
マスクを倍の価格で販売していた輩のように騒動になったら高く売ろうと考えているわけではありませんよ。