昨日に続き杏里さんの名曲がタイトルになってしまいましたが、昨日はパセリ、今日はブロッコリーネタです。
数日前にブロッコリーは出荷後に氷詰めにされて輸送されるという記事を書いたところ初めて知りましたというコメントを複数いただきました。実は私も父がボケて畑仕事をしなくなって野菜を集荷所へ運ぶようになってから氷詰めしているところを見てこんなことするのかと驚きました。見た感じは保存がききそうなのに一番デリケートな野菜ではないでしょうか。
特に春から夏にかけてのブロッコリーは気温が不安定だったりすると「キャッツアイ」という現象が出てしまいます。上の写真、ちょっとわかりにくいですが、深緑の花蕾の中に黄緑色の部分が点在しています。これは蕾の発達が遅れているところで、これをキャッツアイと言います。この部分がへこんで雨が溜まったままになるとすぐに腐りが発生して黒くなってしまいます。
この黒くなった部分1日常温で置いたたけでどんどん腐っていき悪臭を放ちます。たった1日でこんな感じになって、写真では判りませんが小蠅が群がっています。
ということでブロッコリーは魚に匹敵するくらいの鮮度管理が必要な珍しい野菜です。実でも葉でもなく花を食べる野菜なのでデリケートなんでしょうね。ちなみにキャッツアイ自体は味に変わりはないので食べても問題はありません。買い物袋から転げ落ちて車に中に放置なんてことになるとすぐ腐ってとんでもない悪臭を放つので注意してくださいね。