百姓は在宅勤務はできなくても3密はないし、苗はどんどん大きくなっていくので今日はパセリの定植(ハウスから畑に出します)をしました。
昨年までは私はまだサラリーマンだったので毎日出勤しなければなりません。会社が遠かったので7時に家を出ておりパセリに水をやるのが6時半。これ良くないんですよね。太陽が上がって地温が上がった昼頃水をやるのがいいんですが、仕方がありませんでした。特に4月になると気温が上がって快晴の日はハウスの中は30度以上、朝に水をやるので昼頃は表面は乾燥し土の温度が一気に上がります。するとこんな風になります。
パセリの苗の根元が茶色くなっていますがこれは温度が上がり過ぎて根が焼ける現象です。最初は低温で凍ったと思っていたのですが専門家に聞いたらこれは温度の上げ過ぎだと。部分的に茶色くなっただけですが、結局大きく育たず出荷するまでに大きくなりませんでした。でも昼間は会社だったのでどうしようもなかったです。この根焼けの苗は根が大きく広がっていませんでしたが、今年の苗は今まで見たこともないくらい根が育っていました。こんな感じです。
ペーパーポットから取り出した状態ですがペーパーを取ると真っ白な根が渦巻いていており近年見ることのできないくらいの良い出来の苗になりました。今年は昼ころ水をやって常に温度が上がらないように監視していたので良く育ったと思います。
植物も人間も常に目を配り、手をかけると順調に育ちますね。今日は近年にない良い出来栄えの苗を植えることができ、気分よくワインを飲みながらのブログ更新です。昨年までは土日で朝5時に起きて農作業をして疲れ切って夜は明日の仕事のことを考えて憂鬱でしたが、紙パックのワインですが美味いです!
でも心配なことがひとつ。パセリは順調に育っていますが殆どが業務用。宴会や飲食店での刺身のツマ需要が多いのでこのままだったら出荷制限になったりして?一生懸命育てたものを畑で腐らせることだけはしたくないですね。