本来であれば外出自粛となった週末は東京で家族全員集まって次女の就職祝いをする予定でした。2月末頃延期を決めましたが、まさかこんなに緊迫した事態になるとは思っていませんでした。長男の大学入学式が東日本大震災で中止になり次女の卒業式がコロナで中止になって最初と最後トラブルに見舞われましたが、無事4月から全員社会人となります。
2011年の長男の大学入学から次女の卒業まで9年間仕送りを続けましたが、長男が6年間の学生生活だったため3人重なる年が1年あり、3人共私立大学のアパート暮らしだったのでとにかくお金がかかり大変でした。妻が学資保険を積み立ててくれたり、両家の親が80歳近くなっても収入があって援助してくれたり、感謝しなければなりません。
私も東京の大学に出してもらい勉強はしませんでしたが長い付き合いとなる沢山の友人と出会え一生の宝物ができました。同じ経験を子供たちにさせることができて一安心といったところです。
長男と一緒に卒論を書いた友人は授業の多い理系で成績優秀なのに体育会陸上部で箱根駅伝にもエントリーされるほどの文武両道の好青年。息子と一緒に飲みに行ったときには寮で同室になったこともあるマラソン日本記録保持者の大迫傑選手のことを話してくれました。
長女はいつも仲良し4人組で行動し、私の誕生日に教室から4人でお祝いのビデオメッセージを送ってくれました。アイドルのように可愛くて既に100回以上再生している私の宝物となっています。
次女は仲良し5人組で行動していましたがその中の一人が遊びに来てくれ清里に連れて行った時。「日焼け止め塗ってこなかった」という私のつぶやきに「使ってください」と自分の日焼け止めを差し出してくれる可愛くて優しい娘でした。自分の化粧品をオヤジに使われるなんて嫌でしょうにね。
結局3人共、首都圏で就職し帰ってきませんでしたが、それぞれが学生生活を楽しんでくれ、肩の荷が下りてスッキリした気分です。