リンゴの芽も膨らみ始め今年1回目の消毒をしました。まだ葉も出ていませんが越冬したダニ防除や腐らん病などのリンゴ特有の病気の発生を抑えるためこの時期から年間10回以上消毒をします。
農作業は基本的に3Kの仕事なのですが、特に大変なのが消毒です。収穫は金額にも換算できて遣り甲斐あるし、非生産的な草刈りもビフォー・アフターがはっきりして終わった後は気分がいいものです。ところが消毒はやった後も見た目は変わらず、ホースが引っかかってイライラしたり、風向きによって農薬まみれになったり、できればやりたくない作業です。
大規模農家ならタンクのついたスプレーヤーという機械で散布するのですが、自家消費分だけ栽培する我が家では高価な機械を買うこともできず、しかも斜面のリンゴ畑なので背負い噴霧器で消毒します。
15リットルの消毒液を入れると20kg以上。これを担いで斜面に生えているリンゴの木1本1本に消毒しますが、体力無いとできません。リンゴ畑は2か所あり1か所は自宅の前なので良いのですが、もう1か所は隣の家の庭先を通って200mくらい離れており消毒液がなくなるため2往復しなければなりません。
年取ってこの作業ができなくなったらリンゴ栽培も終わりですが、この頃にはドローンで座って消毒ができるようになっていたらありがたいですね。