本当は日々の農作業の中で感じたことや判ったことを記録するために始めたブログですが冬の農閑期はネタも少なく本やDVDの感想が多くなってしまいました。今回も元職場の箱根駅伝の先生が勧めてくれた三浦しをん作「風が強く吹いている」。数か月前に読んだのですが先週レンタルDVDで映画版を見つけました。なんと長野県でのロケがあり地元ロケ作品のコーナーに置いてありました。その通り駅伝部の合宿ロケが白樺湖、霧ヶ峰で行われており見たことのある風景が沢山出てきました。
ストーリーは陸上経験者の主人公が同じアパートで暮らす駅伝未経験者を誘って何とか10人集め箱根駅伝出場を目指すというものです。最終的に箱根駅伝に出場にしシード権まで獲得するハッピーエンドでしたが、いくら長距離は才能よりも努力が占める割合が多いとはいえ1年程度で箱根を走るということはあり得ませんね。箱根ランナーのスピード目安となる1km 3分以内。これとんでもないスピードです。高校の時タイムを計った1500mだと4分30秒で走らなければいけません。部活で走りに走らされていた高校のピーク時でも確か5分くらいだったような・・・。作品に出てくるヘビースモーカーのニコチャン先輩や漫画ばっかり読んでる王子が箱根を走るなんて、もろ小説ですが素人がぶつかり合いながらも目標を達するところは結構面白かったです。
今回は原作→映画のパターンでどんな俳優が演じるのか楽しみでした。走ることに純粋で面倒見もよく一生懸命な主人公、清瀬灰二を小出恵介が演じていたのですが、ちょうど不祥事の謹慎から活動再開をワイドショーで取り上げていたところ。どうしても純粋な主人公と不祥事の内容が重なってしまいイマイチのキャスティングでした。